Project Story #4

観光業界の未来への挑戦

柴田 拓哉

リクルーティング事業部

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インバウンドに沸く日本の観光業界で、
旅行業の枠を超えた事業を展開するD社。
人気業種の魅力的な企業なのに
「毎年20名の新卒採用」という計画が
思うように進まない。
柴田の鋭いメスが、
その課題を明らかにしていく。

1

日本の観光業を
変え得る存在。

2010年代から急増を続けた来日観光客は2015年に年間1900万人を突破。「爆買い」という言葉がメディアに踊る昨今、その経済効果は3.5兆円ともいわれている。これを受け、政府もインバウンド観光を日本経済の強力な原動力と位置づけた。しかしその一方、来日観光客を受け止める宿泊施設の不足は、深刻を極めている。訪日観光客がピークに達する数年後には、東京・大阪・名古屋で現状の2倍の宿泊施設が必要との見方もあるほどだ。柴田が新卒採用を支援するD社は、大都市圏以外の地方の魅力を発信し、観光客を各地に分散させることで、インバウンド需要を受け止めることができると考えていた。

2

事業多角化の思わぬ落とし穴。

D社は、航空券やツアーといった旅行商品の販売だけでなく、日本各地で観光資源をゼロから創り出す「地域観光の創造」を掲げる旅行会社だ。例えば沖縄で温泉を掘り当てスパホテルを建設するなど、観光施設の企画・運営までを守備範囲とし、独自の目線で発掘・創造した「日本の地方の魅力」を、国際イベントなどで海外向けに発信し続けている。まさに、旅行業界の“小さな巨人”だ。

柴田が「D社なら日本の観光を変えられるかもしれない」と感じるほど、精力的に事業展開を行う同社だが、新卒採用は苦戦していた。旅行業界といえば学生からの人気も高い。なのになぜ――。柴田は複数の社員に対し、組織のヴィジョンについて徹底的にヒアリングした。すると浮かび上がったのは、採用に対する考え方が社員によってバラバラ、求める学生の人物像も部署ごとにまちまち、という状況だった。急激な多角化を推進した結果、各部署の連携が失われてしまったのだと柴田は考えた。採用を成功させるためには、社内の意志を統一し、理解・連携を深めることが大切だ。そう考えた柴田は社長に「一度、全社員を集めてください」と
直訴した。

3

全員でもう一度、前を向く。

柴田が提案したのは、まず社長のヴィジョンをあらためて全社に発信することだ。実際に「多くの人に喜びと感動を与える新たな観光の創造こそが自分たちの使命。そこにみんなで向かっていきたい」…という社員総会での社長の言葉に、柴田自身グッとくるものがあった。もちろん社員たちも胸を震わせた。それを機に採用ターゲット像を「人を喜ばせることが好きで、そのために自ら企画ができる人材」と全社的に定義。採用プロセスの改革に取り掛かる。

まずは選考基準統一のための面接評価シートの作成。学生に接するリクルーター社員の研修。そして企業説明会の抜本的見直しを提案したのだ。これまで部門責任者による事業紹介中心だったものを、社長が直接ヴィジョンを語り、社員がその中での役割・喜びを語るという構成に。社員に取材した内容を上映するスライドも、柴田自身が企画・作成した。

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〝小さな巨人〟から
〝本当の巨人〟へ。

“小さな巨人”から“本当の巨人”へ。

柴田のソリューションは見事に奏効。D社は数年にわたり、20名以上の「求める学生」を採用し続けることができたのだ。採用が変われば企業も変わる。バラバラだった社内には団結が生まれ、「部署を超えて何かコラボできないか」という提案が飛び出すほどになった。全員が同じベクトルで動く組織は強い。新たな観光資源の開発・創造が全国で加速し、ホテル部門の事業規模は10倍になった。

もちろんD社と柴田の挑戦は、まだ始まったばかりだ。しかし柴田は「生まれ変わったこの会社が日本の観光ビジネスの未来に一石を投じる」と確信している。今後もD社のパートナーとして、社長のヴィジョンを人材という側面から支えていきたい。柴田はすでに次年度の採用に思いを馳せている。

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